2009年7月15日水曜日

座面部のクッションと背もたれ部のクッションがよれよれに...

[お客さまよりのご相談]

木の枠組みの背もたれ、肘掛のついた大き目の椅子が2脚あります。

座席部のクッションと背もたれ部のクッションがよれよれになったので作りたいと思います。

背もたれ部

(35ミリ厚)49cm×65cm-----4枚

座席部

(35ミリ厚)55cm×55cm----6枚

厚さは現状で背もたれ部は6cm程度、座席部は12cm程度なので35ミリ厚を重ねて使おうと思いますが、不具合はあるでしょうか?



[ご回答の内容]

■ご回答内容

ショップ案 
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□ 寸法(mm)  厚み35ミリ厚 490×6502枚を貼り合せ


厚み70ミリ仕様

□ 寸法(mm)  厚み50ミリ厚+35ミリ厚+50ミリ厚 550×550

 
長くご使用になられますと芯材同士のズレが生じる可能性が有ります。   
この場合内カバーで芯材を包みますとズレにくくなりますが、内カバーが無い場合は貼り合せが良いと思います。   

ご自身で貼り合せられます場合は「溶剤系」のスプレー接着剤をご使用ください。

※室内での作業は基本的に良く有りません。

スプレーの取扱注意をお守りください。

また、座席用では芯材のヘタリがより大きくなりますので、プラス目の厚みが可能でしたら、上記案をお勧めいたします。
この芯材は高弾力ですが、やはり座席用にご使用になられますとヘタリは早くなります。
※初期ヘタリ→中央部分が有る程度へこむ→その状態が

長期間続き状態の変化が少なくなる、このような特徴です。


貼り合せ:

繊維系成形品には専用の溶剤系接着材を塗布します。
当初若干シンナー臭が致しますが次第に無くなります。
★貼り合せ時のズレ±8ミリの範疇で発生致します。


カバー生地について:

伸縮性が大きい素材ですと、貼り合せ部分の凹凸を後々拾うようになります。

出来るだけ伸縮性の小さな生地か、厚手の生地をお勧めいたします。


カド部分の面取りについて:

ご自分で裁断されます際は、裁ちばさみをご使用ください。 

刃長の短い一般的なはさみでは切れません。

また、いっぺんに切ろうとせずに、少しずつ小まめに削り取る感覚で裁断されます事をお勧め申し上げます。

しなやかで弾力性に富んでおりますので裁断しずらく、かなり力を込めた作業になりますので、充分に注意が必要です。

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